ミュージカル
夢果てるとも
1幕11場 上演時間90分(休憩なし)
現代演劇プロデュースⅤ
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Introduction


私は信じる…たとえこの身が滅びようとも
恐れることなく歩み続けん、輝く明日を信じて
不運と波乱の作家 セルバンテス不朽の名作!
人生を考えるたくさんの芝居、その中にあって、生きて、生きて、生き抜く人間の真摯なるその姿が、これほどまでに観る者の心を揺り動かし、希望を与えてくれる“戯曲としてこれ以上の深みをもった作品はないだろう”。
STORY
所は、スペイン・アンダルシア地方。夢を追うことに疲れた人々が集う場末の宿屋。そこへ、ミゲールがサンザと共に入ってくる。彼は、かつて国王のお気に入りの役者でありながら、今はお尋ね者。理想と現実を謳い文句に、人生の中における真実を問うことで追われる身となった彼を、宿屋の連中は馬鹿にし笑いものにする。
『芝居なんてのはただの絵空事。絵空事に真実などありはしない』『金こそがこの世の真実』『金こそが人生』だと笑い飛ばす宿屋の人々。そんな連中を相手に、ミゲールはある男の物語を演じはじめる。騎士物語を読みすぎて現実と妄想の区別がつかなくなった田舎騎士"アロンソ・キハーノ"。キハーノは、自らを「ドン・キホーテ」と名乗り、従者「サンチョ・パンサ」を引き連れ、遍歴の騎士への旅へ出る。一方、カラスコは、気の触れたキハーノを連れ戻そうと荒治療を試みるが…。

たちまち芝居の舞台と化した宿屋で、ミゲールが演じる舞台の中に、果たして真実はあるのか?
CAST&STAFF
●本編
ミゲール(国王お気に入りの役者)
サンザ(ミゲールを崇拝する従者)
カルデーニオ(落ちぶれた元貴族)
ジョアン(宿屋の踊り子)
親方(馬方の元締め)
ビアンカ(宿屋の新人踊り子)
女主人(安宿を一人で切り盛りする女将)
元神父(酒で身を持ち崩した神父)

●劇中劇
アロンソ・キハーノ(ドン・キホーテと名乗り、理想の騎士を目指す夢想者)
サンチョ・パンサ(キハーノの信奉者)
カラスコ(アントニアの婚約者で現実主義者)
アルドンサ(ドン・キホーテが恋する姫)
騎士・執事アーマンド・魔王ルシフェル
アントニア(キハーノの姪・カラスコの婚約者)
家政婦トローザ(キハーノ家の家政婦でアントニアの味方)
キハーノ家と親交の深い神父

 ≫原作        ミゲル・デ・セルバンテス
 ≫脚本・演出・振付   三浦克也
 ≫音楽        大澤紀彰
 ≫振付        宮下美和
 ≫歌唱指導      中谷真希枝
 ≫出演        シアタージャパン


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